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履歴書 今・昔

履歴書

みなさん こんにちは ハーツネクストです。

9月末で兵庫県の緊急事態宣言は解除される見込みです。そろそろ就職活動を再開される方もいらっしゃると思いますが、引き続きマスク、手洗いなどの対策は継続してまいりましょう。

 今回のお話は、就職活動には欠かせない「履歴書」について、その中でも、

履歴書の記載内容の変遷について

お伝えしたいと思います。

履歴書は時代とともに、内容が変わってきています。例えば、一番最近の様式では

①性別欄の男・女は任意記載 省略も可

②通勤時間」の項目削除

③「配偶者」「配偶者の扶養義務」の項目の削除

と、されました。

  〇参考サイト 厚生省「新たな履歴書の様式例の作成について」

性別が不要、ということだけでも、何本か書けそうな気がしますが今は省略です。

では、今度は逆に、「今の履歴書」には無いけれど「昔はあった」という項目をご紹介しましょう。

それは、

家族構成と本人の身長・体重 

です。同居している家族の名前、その職業、就業先企業名、学生の場合は学校名を書いていたんです。

そして、身長、体重についても同様です。当たり前に記入していました。

これらの項目が履歴書にあった、ということは、

評価対象 

だったということです。

この時代は、こういう会話がほんとにあったんです。ちょっと紹介してみますね。

例①

Aさん「もうすぐ親が定年なのよ」

Bさん「そうなのね」

Aさん「だから、親が定年までに就職決めないといけないの」

Bさん「父は〇〇株式会社の部長です、っていうのと無職ですっていうのは違うよね」

Aさん「やっぱり親が大手企業に勤めてますっていうほうが有利でしょ」

例②

Cさん「大学の間一人暮らししてたんだけど、不利になるかな」

Dさん「自宅生の方が有利っていうよ。親元離れてるとだらしない生活していると思われるみたい」

Cさん「そんなことないのに・・」

例③

Eさん「履歴書の家族欄、書くのいやだなあ」

Dさん「どうして?」

Eさん「うちは、母子家庭なので書類選考がなかなか通らないんです」

Dさん「わたしも兄妹の学校名とか書くのが嫌で」

Cさん「どうして?」

Dさん「うちの弟、良い子なんですが、あまりいい学校に行けていなくて。」

とまあ、3つほど例を挙げてみましたが、実はこれはナカノヒトの大学時代に本当にあった話なのです。

令和の今は、もちろんこんなことはありません……と思ってネットでいろいろ調べてみたら、

履歴書にはこれらの項目は無くなっていますが、企業独自のエントリーシートには、まだ項目が残っている場合もあるそうです。

ダメやん!

環境や育ち、氏素性という、本人の努力ではどうやっても変えることが出来ないことで評価

するのは、公正な選考とは言えません。

今の時代、求められるのは

私が学歴職歴含め、どういう経験があって、そこから何を身につけて、そしてこれから何をしたいと考えているのか、という、

「私は何をしたいのか」「何が出来るのか」

です。これって、実はすごく大変な事なのです。親や環境で評価されている時代というのは、「私の考え」は不要でした。極端な話、私の中身が空っぽでも、親が大会社のえらいさんだったり、美人だったら採用されるんです。

でも今はそうではありません。自分の経験が評価される代わりに、自分の経験をどのように見せていくのか、表現していくのか、というのが大変重要になってきています。

と、履歴書について、昔と今の比較をしてきましたが、長くなってきましたので今回はこの辺でいったん終わります。また別の機会にお話ししようと思います。

履歴書の書き方について悩まれる場合は、私どもまでご相談くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました

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